まさに水と油!「草食系」VS「出会い系」の惨状
数年前から広く言われている言葉に草食系男子というものがあります。
ご存知の通りこれは異性にあまり接近しようとしない、要は「がっつかない」男性が近年多くなったことから生まれた言葉です。
この草食系男子、実のところ旧来の出会い系業界にとってはかなり脅威となる存在です。
なぜなら出会いの場を提供しようにも出会いをそもそもあまり求めようとしないわけですから、これはもうお手上げです。
「女性に興味なし」…。本当に?
一方、草食系男子はなにも女性にまったく興味がないというわけではないようです。
その証拠に今なおアイドルファンはとても多いし、アニメや漫画などの二次元における美少女を好む男性はむしろ多くなっています。
AVやエロ漫画も今もなおよく売れているみたいですし、アダルト業界自体はそこまで衰退していません。
さらに言えば、そもそも男性が女性を求めないなんてことは生理的な意味でも無理だと誰でも分かることではないでしょうか。
未婚、独身の男性だけでなく、童貞の男性も増えている実情もありますが、そういった男性の多くが不能だったりEDだったりするわけではもちろんありません。
ただ自分を深く理解してくれる異性を生真面目に求めるあまりに、普通の出会い方では望み通りの交際ができないだけではないでしょうか。
現代には現代の出会いが必要
ここで理解できることは出会いの場というものは時代によって変化するのだから、今の時代は現代の男子に合わせた出会いの場が必要になるだろうということです。
たとえば今どきは普通の出会い系サイトに登録する若い男性は少なくなっているようです。
逆にあるひとつのジャンルに特化した出会いサイトで、マニアックな嗜好や性癖を共有できる親友や恋人を探そうとしている人は多くなっています。
そういうこともあってか、今現在では草食系と呼ばれる若い男性も女性も、SMに特化したサイトであればよく利用していたりするのです。
出会いも量より質の時代
たくさんの異性と無闇やたらと出会うのではなく、自分の性癖や性格をあるがまま受け止めてくれる異性を探すことには積極的というのはいかにも最近の若者らしいなと思います。
良い解釈で捉えれば恋愛や男女の触れあいを数ではなく質で考えて大切にしている現代の若者たち。
そんな若者たちのニーズに的確に応える、マニアックで個人的な出会いが実現できるサイトが、今後出会い系業界にはより多く求められていくのではないでしょうか。